あの日、流しのパンク屋に聞いたこと
前回のあらすじ
ある日、朝の往路でパンクしてしまいました。地元でいつも言っている自転車屋さんに持っていくことができないので、出張サービスのパンク修理屋さんがあることを知り、お願いしました。
パンク屋さんが会うと彼が言いました。
「これで日本の公道を走ってたら、そりゃパンクするよ」
私のある職場はお台場です。
このパンク屋さんの守備範囲にぎりぎり引っかかるところに出張だったので、かなり渋ってました。(都内で流しのパンク屋さんを考えている人へ:お台場周辺はねらい目ですよ!需要がどれだけあるかわかりませんけど)
ひょっとしたらパンクを修理できないかもしれないこと、パンクを修理できなくても出張費を払うことを条件に来ていただきました。当たり前のことかもしれませんが、最初に”パンクを修理できなくても出張費を払う”を話をしておかないと私もイヤな顔をしていたかもしれません。最後の最後に”当然の権利だ”って言い方されちゃうとね。
長々と話し込んでしまいました。職場には出かけると言わずにこっそりと出てきたくせに一時間も話し込んでました。結果、彼はパンクを直さずに帰っていきました。
実はこの自転車はだめだった。
最初っからダメだったそうです。
3万円台で買った海外仕様の自転車は日本の公道に対応しきれてないそうです。それでも一年はよく持ったほうだそうな。
日本のアスファルトに対してタイヤが細すぎる。
自転車に対してぼろくそだったというよりは、私の選択にぼろくそでした。
だいたいネットで買うのが間違っていると言ってました。
ぐち。地元の自転車さん
持ち込んでいた自転車屋さんはパンクは宿命と言ってました。仕方がないと言ってました。
くっそー、食い扶持にされていたのか、その人に自転車を見る目がなかったのか、、、、。自転車愛にあふれた人っぽかったけどなー。
地元で使っていた自転車屋さんはイオン経営の自転車屋さんでした。防犯登録をしてもらったんです。
イオンが経営している自転車屋さんだったんですけどね。
精算が自販機なんですよ。パンク代を手渡しするんじゃなくて、自販機でチケットを払い出すの。私が店員さんに千円渡すと、店員さんが自販機に千円をいれて、パンク代のボタンを押してチケットを出すの。
本部が店員さんを信用してなさそう感じだったなぁ。店員さんもテンション上がらないよなぁ
なんだろう、ナニワ金融道で、自動車屋さんが経営権を奪われて、自分で使っていた工場と工具を貸し出されて(もともと自分で買ったのに)パンク修理だけやっている人が描かれていたことがあります。
たぶん、違う理屈で働いているんだろうけど、そんな一場面を思い出してしまいました。
そんな感じで無駄に事務的だからこそ防犯登録をしてもらえたんでしょうけどね。(個人店で防犯登録をお願いしたら、自分所で買った自転車じゃないからダメと断られた)
変えたタイヤは輪をかけてダメだった。
タイヤだけに輪をかけて!
上記のイオンバイクで交換したタイヤはさらに耐久性が弱かったらしいです。自転車を買った時についてきたタイヤのほうがまだ上質だったそうな。イオンバイクさんよ、、、、、。
通勤に耐えられる自転車は10万円するよ
私はパンク屋さんに聞きたいことを存分に聞きました。(職場をこっそり出てきているのに時間を気にしていない)
自転車をネットで買うなんてダメですよ。あなたにちゃんとカスタマイズされるようにしなくちゃダメです。
サドルの高さの微調整もあるし、ハンドルの高さにも身長に見合った位置というものがある。
自転車を自分で組み立てたら、その見極めができないでしょ?プロにやってもらった方がいい。
その、日本の公道に対応できる自転車はどんなもの?
大体10万円ぐらいからの自転車ですね。
私は騙されやすい。「あんたから買ってやるよ!」
この自転車はだめだという自転車屋さん。その時も思いましたし、この話を人にすることこんなこと言われます。「お前に10万円の自転車を売りつけようとしていない?」
家電の上手な買い物の方法としては、こんな方法があります。
- ヨドバシカメラで店員さんから商品の詳細な説明を聞く。
- 商品がよいものだと分かったら買うと決めて帰る。
- うちに帰ってamazonか価格ドットコムで買う。
私はどうしても「2.商品がよいものだと分かったら買うと決めて帰る。」ができません。
目の前にいる店員さんの頑張りに応えたいと思ってしまうのです。
この時もそんな感じでした。もう、騙されてもいいやと思ってました。
「あんたから買いますよ!」
言われました。
「おれ、自転車販売はやってないんですよ」
どこで買えばいい?
自転車販売をやってないのに、10万円の自転車じゃないとだめと言ってくる。
私の中でパンク屋さんの信頼が爆上がりです。
んじゃ、どこで買えばいいか聞きました。
「おれ、自転車屋業界じゃ嫌われているからなぁ」と言いながら話し始めました。
なお、謙遜なのか、個人が嫌われているのか、店舗を持たないパンク修理専門店という形態が嫌われているのかはヒアリングしきれませんでした。
Y’ROAD 船橋店。
Y’ROADじゃないんですよ。船橋店まで指定ですよ。
特定の店員さんがいたのかもしれませんがそこまでは聞き取れませんでした。
結局、パンク屋さんとはパンクを直してもらわずに別れました。でも濃密な時間でした。
Y’S ROAD 船橋店